今週のジャンプは赤葦くんでした

こんばんは、世間の正月休みを利用してひたすら本の原稿を書いていたら、無理がたたって風邪で寝込んでる田中聖斗です。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

こんな時は寝ながらでも読める『ジャンプ+』アプリが便利ですね。

(以下ネタバレあり)

今回の見所は最近連続推しの『アクタージュ』ではなく、『ハイキュー‼︎』でした。

今まで冷静沈着なキャラだった、梟谷(ふくろうだに)高校の2年生セッター赤葦(あかあし)くんが、咬ませ犬感がプンプンする「三本の指に入るスパイカー」の一人、桐生を抱える狢坂(むじなざか)高校のセッター潰しに自分を見失ってしまいベンチに下げられた回です。

これまで、スパイカー五本の指どまり扱いされていた梟谷のエース、木兎(ぼくと)が、この戦いで「三本の指に勝ったぞー!」と、トップレベルではなく、トップ中のトップスパイカーになるベタベタなストーリーにならないようにするためか、これまで上級生である木兎をうまくコントロールしていた赤葦くんが足を引っ張るという前回までの展開。

ベンチに下げられた赤葦くんは、監督に横断幕に書かれた「一球入魂」について意味を伝えられますが、別の脳が作動し、監督も予測不能な反応に。

これまでほぼほぼ欠点などないように見えた赤葦くんですが、ドンドン人間離れしていく影山とか、全国のトップ選手を見て焦っていたのでしょう。

自分がいなくても機能する、強豪校のメンバーを見て、いつもの冷静さを取り戻していきます。

この辺は地味に、主人公のいる烏野高校との対比かもしれません。

そんな赤葦くんの考えについていけない監督とマネージャーのやり取りはまた見たい!

第1セットをとられ、コートに戻った赤葦くん。

セッターとして迷う難しいレシーブに、「自分らしい」選択をします。いつも通りに。

俺には影山みてーなのはできねーんだよ、ちゃんと上げろやと言わんばかりの再要求。

どこが「影山になれねーんだよ」というツッコミをしたくなる感じがいいですね。

やはりセッターはコート上の監督です。

今週のMVPは赤葦くんに決定ですね!

(そんな制度あったっけ)

ほかは・・・

『アクタージュ』は、いよいよ「死」とどう向き合った演技をしていくのか来週あたりに明らかにされていくとして、『ぼくたちは勉強ができない』にまさかの新キャラ登場でした。

ドハっちゃん・・・人気出そうです。

あと、相変わらずむちゃくちゃなギャグマンガ『ジモトがジャパン』では、岡山ネタでオリジナル桃太郎なんですが、なぜか『幽☆遊☆白書』霊丸。

冨樫義博は山形だぞ!それとも霊丸が元ネタじゃないのか?

稲葉浩二のホットパンツって小学生わかるんか!?

相変わらずギャグの年齢層が高すぎて、子どもからの人気が取れず、打ち切られんじゃねーかと心配になりました。

読み切りは、『べるぜバブ』の人。

忍者と天才音楽少年少女との連弾マンガです。

この人の作品は好きですが、はたしてなぜに連弾する必要があったのかよくわからん展開でしたね。『腹ペコのマリー』のように、ヒロインに魅力がなかったのも残念です。

あと、忍者なのに刀が直刀じゃなかったりと、こういう異世界モノを描く作者にしては珍しい凡ミスな気もします。そこばかり気になってしまいました。

にしても、主要キャラが今までの作品とは被らない絵柄なのは凄いですね。

どの作品でも似たような顔のキャラしか描けない人もいる中で、作品作品に合ったキャラがつくれるのはこの作者の魅力でしょう。

(悪役やギャグは毎回同じですが)

次回作に期待。

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