今週のジャンプはやっぱり「ライア死刑」でした

おはようございます、ドラマ『3年A組』の卒業生たちが若いのに成功しすぎだろ!・・・と皆さんと同じように思った田中聖斗です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、今週のジャンプはまた新連載でした。

女子キャラの絵柄が、マンガボックスで連載していた、猟奇的なのに無邪気なサイコパス『異常者の愛』に似ているので、あれ? と思いましたが、まったく別人で、以前、ジャンプ本誌で全二巻の『無刀ブラック』を連載していた人でした(なんかレビューでは酷評されていますが、私はその頃本誌を読んでないのでわかりません)。

 

内容ですか?

うーん・・・なんか、『獄丁ヒグマ』とかぶりません? 雰囲気的に。それよりは重い設定ですが、絵は『呪術廻戦』の方が重さを醸し出しているし、なんというか、大丈夫か? 『ジガ』みたいにならないか? 心配です。

個人的には『ジガ―ZIGA―』を続けていた方がよかったのでは? と思いましたが・・・どうなるのでしょう。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”4088815084″ title=”ジガ―ZIGA― 1 (ジャンプコミックス)”]

 

 

(以下ネタバレあり)

今週の目玉といえばやっぱり、新井浩文のお願いから出来た本人キャラ、ライアが登場する『ブラッククローバー』でしょう。

ブラッククローバー 17 (ジャンプコミックス)単行本の表紙にもなっとる!

 

そしてあの事件以来、初! ライアが物語に出てきます。

白夜の三魔眼という、敵役のいわばトップ2的な存在である、新井から名付けた、顔も本人のまんまのライア。

 

アニメも本人が声優を務めていることもあって、あの事件があったことで、

どう考えても死ぬしかない運命

なんですが、本当にそうなるのか?

 

でも、かなりのクセ者で、まったくピンチにもなっていないのにどうやってそこまで持って行くのか、気になって仕方がなかった私です(いや、全読者が思っていたことです、たぶん)。

 

そして今週号では、ライアの特殊能力「ウソを見抜く力」が発動し、衝撃の展開に。

 

アッサリ死んだーーーーーーッ!

 

味方であるハズの「ロンネ」という、突然出てきた感満載のキャラ(正確には突然じゃない)に瞬殺されてしまいます。

しかも理由が、「第三勢力」・・・・本当にこんな展開を用意していたとは到底思えないくらいのビックリ展開。ジャンプにはありがちだけど、にしても、ボスであるリヒトの前で、あっさりやられすぎ・・・

どう考えても処刑でしょう!

 

実在の人物を使うのって難しいですね。

『ONE PIECE』みたいに、似てる、ぐらいがちょうどいいのかもしれません。

ホントは本人が自覚しろって話ですけど。

 

自覚といえば、自分がヘンだということを認識していない主人公 夜凪景が出る『アクタージュ』ですね。

役に入り込みすぎて、「こいつ、このままじゃヤバい」と心配されたあげく、ヤバいキャラのハズの黒山監督から、「高校に通ってフツーの生活してこいや!」と、夜凪には難しい課題を与えます(夜凪だけは難しいと思っていません、ヘンだから)。

おなじ美人でも、女神過ぎて話しかけられない存在となっている『古見さんはコミュ障です』とだいぶ違って、なんか近寄りがたい存在で、女からしたら目の上のたんこぶでしかない状態になっているのがこの作品。

その辺はギャグマンガとリアル路線の違いでしょうが、夜凪の行動の方がギャグに寄せてきます。

 

汗だくです。大分ヘンです。

見てなさいヒゲ!

 

でも、そのヘンな明るさで、案の定というかやっぱり、すんなり友だちが作れない夜凪さん。

 

でも、多くの役者たちと親交を交わし、「友だち」を作った夜凪さん。

一つの「基準」を持つことで、大事なことに気づきます。

「普通がわからないといけない」

これは、普通の人にはまったく理解してもらえない発想ですが、大衆向けの創作活動の道で(本気で)生きていくためには、絶対に欠かせないスキルです。

役に入り込みすぎる夜凪。
でも、それは芸術としてみればドンドン行けばいい話ですが、その行き着く先は、あまたの芸術家がたどったように、間違いなく不幸。

大衆演劇の役者としては、それではいけません。

大衆に媚びるわけでもなく、かといって置いていくでもなく、見ている人の明日につながる演技が出来ないといけません。

 

にしても、夜凪は成長しました。

以前の、エキストラである「普通の町娘」役をやらないといけないのに、その場のシチュエーションをリアルに入り込みすぎて、子どもたちを助けなきゃ! と暴漢役の侍に飛びゲリを入れていた夜凪ではありません。

この時は黒山(笑ってる人ね)にアドバイスされたことで、傍観者役になれましたが(でもやっぱりやりすぎて降ろされた)、今回の高校編は、夜凪自身が考えて、学んでいく感じですね。

 

少年誌のいいところは、大人と違って「成長」を実感出来るところです。

「強くなる」「懸賞金が上がる」も成長の一つの指標でしょうし、そこで「新技」が絡んでくるのが少年誌らしいマンガ、となります。

逆にそういうのがないと、少年誌としては向かない、となるのでしょう。

なので、『呪術廻戦』なんかは、絵はダークですが、成長と新技をうまく織り交ぜているので、人気があるのでしょう。『鬼滅の刃』もきちんと成長を描いていますよね。

 

そういった点で見ると、『獄丁ヒグマ』も、最初はどうなるか不安でしたが、主人公の強さと弱さを見せることが出来ていますよね。これはひとまず打ち切りラインを免れる展開か? それとも、打ち切り前の詰め込み展開か?

 

成長と言えば、『ぼくたちは勉強ができない』は、人気投票が良かったせいか、主人公が目指す教職ということもあってか、桐須先生の過去の話に入ります。

有望フィギア選手という椅子から降り、初々しく、希望にあふれた教師に。

しかし、よかれと思って、音大志望の生徒の「夢」を応援したところ、その子が絶望するハメに・・・

自分の居場所だったフィギアには妹がいて、戻ることも出来ない。教師として、甘っちょろい気持ちでいたことで生徒を不幸にした自分に出来ること・・・それが、生徒のやる気とか夢とかではなく「才能を伸ばす」ことを優先する、鉄の女になった、という悲しいエピソード。

そして、鉄の女として、才能ばかりを見て本人のやりたいことを度外視した結果、その役割を主人公である、なぜか高校生の成幸に奪われてしまいます。

でも、このままじゃ悲しすぎて救われないので、きっと救われることが待ってるとは思いますが、果たしてそれがどうなるのかは、来週からの、桐須先生のモヤモヤを晴らし、教師と成長するための、成幸のスケートサプライズ(予定)にかかっているわけです。

 

モヤモヤと言えば、先週、夢から覚めて悲しい思いをした、『ゆらぎ荘の幽奈さん』の唯一の常人千紗希さん。

モヤモヤした状態で修学旅行最終日を迎えます。

そんな千紗希が大好きな女子たちが、自分たちの恋心をいったん置いて、主人公 コガラシとの二人っきり観覧者という定番のシチュエーションを作るために画策します。

でも、不自然すぎです!

、ヘンなので気づくコガラシですが、いざ二人っきりになっても困る千紗希。

そこで、たわいもない話かもしれませんが、自分だけ名字で呼ばれることが気になっていたと本音を告げます。

でも、そこで「女ってどーでもいーことを気にするよな!」と一蹴しないのが、夜這いにもなびかないモテ男 コガラシ。

よかったよかった、めでたしめでたし・・・といってもこれは週刊連載。

また次の伏線もきちんと作ってあるので、まだまだ終わりませんよ!

 

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