今週のジャンプで一番アツかったマンガ

三度の飯より漫画好きの田中聖斗です。

晩ごはんは今週の週刊少年ジャンプ(2018年51号)。

仕事の都合で(汗)、『少年ジャンプ+』アプリが出た当初から使いはじめて、はや数年・・・まさかブログに書くことになろうとは思いませんでしたよ。

それくらい、今回はアツかった!(個人的に)

どれくらいかというと、『僕らのヒーローアカデミア』の、オールマイトvsオール・フォー・ワンの最終バトルのハイライト以来(わりと最近じゃね?)。

表紙は大人気の『Dr.STONE』

前号で「次号で大発表!」と引きを作って、今週号の本編冒頭でも「超重大発表!!」→次ページで「TVアニメ化決定!」としておきながら、その前の表紙でドーンと発表しちゃうって、これどうよ!?

縦割りなの? ねぇ、縦割りなの?

 

まぁ、それはさておき、今週号でもっとも(個人的に)熱かったのは、勝利者インタビューでまさかの○○をした『火ノ丸相撲』でも、個人的に今一番楽しみにしている『アクタージュ』でも、いつも涙を流している悲鳴嶼(ひめじま)さんの、切なすぎて涙も出ない過去が語られた『鬼滅の刃』でもなく、

まさかまさかの

 

『ゆらぎ荘の幽奈さん』

・・・よく知らない方向けにかんたんに説明すると、いわゆる、一人の男が美女たちに異様にモテる「ハーレムマンガ」です。

とはいえ、『らぶひな』とか『ニセコイ』みたいに、パッとしない主人公と違って、『ゆらぎ荘の幽奈さん』の主人公「冬空コガラシ」は、無敵で男らしくて優しくて、借金を返すためひたすらバイトをしているという、友だちにしたいくらいの、みんなが好きになるいいヤツです。

『週刊少年ジャンプ』には、これまたちょっと毛色の違う、勉強をテーマにしたハーレムマンガ『ぼくたちは勉強ができない』もありますが、こちらは「ラッキースケベ」がほぼない新世代型のハーレムマンガと個人的思っていますが(個人的によ?)、『ゆらぎ荘~』の方はいわゆる正統派「ザ・ラッキースケベ」で、そのおかげ(?)か、脱衣シーンの少なくなった『食戟のソーマ』になりかわり、ジャンプ+でのラストのカラーページを勝ち取っています。

 

(以下、ネタバレあり)

前置きが長くなりましたが、今回の話は、連載当初はまあまあ目立っていた、魑魅魍魎を退治する「誅魔忍軍」の、真面目で努力家のくノ一女子高生「雨野狭霧(あめのさぎり)」が、ほぼ(というかリアルの)化物みたいな強さの女性キャラたちが次から次へと出てきて活躍の場がどんどんなくなっているという状況の中で、一族を守るために「宵ノ坂の鬼」という酒呑童子の一族の息子「宵ノ坂酌人(よいのさかしゃくひと)」との政略結婚・・・という選択をしたのがここ最近の話。

しかし、そこはやっぱり、主人公や狭霧含めみんなが住む「ゆらぎ荘」の面々が「そうはさせない」と結納の席に乱入!

酌人のオヤジの強烈攻撃の中、コガラシが狭霧の良さをサラッと語り、婚約者でスゲーやなやつだけど、「霊力値(戦闘力みたいなもの)」がかなり高い酌人を倒すと豪語する狭霧と、そんなん無理だと言う、狭霧の親代わりのおばば。
しかしコガラシは「狭霧はプライド高いけど誰よりも修行してるから、出来ないことは言わない、出来るって言ったら出来る」と、最近ヘタレ感が出ちゃって凹んでる女子になにを言っちゃうのかこのイケメンは!

という展開。

最近は、少年誌バトル漫画にありがちな戦闘力みたいな「霊力値」という数字が出てきて、それが、コガラシたちにまったく足元にも及ばない狭霧が、圧倒的な霊力値を誇る「宵ノ坂酌人」に勝てるなんて、いかにもマンガなインフレ展開ですが、それよりもなによりも、これまで悔しい思いをしながらも健気に頑張ってきた狭霧ちゃんの活躍する所が見たい!という読者の希望か作者の希望かを受けて、ついに、狭霧ちゃんが「覚醒」!!(そしてコガラシへの想いも認めちゃったよ!)

 

個人的には、本マンガで中で一番アツい展開ですよ!!

強くなればなるほど露出度が高くなるのはこの漫画の仕様です。

おそらくクナイだと思うけど、それがガンダムのファンネルみたいになってるが、これは一体なんなのか?

本当に、恋という感情を知っただけでそんなに一気に強くなって大丈夫なのか?

 

努力・友情・勝利が「ジャンプ」の3大テーマなだけに、ひたすら努力をしてきた、個人的に好きなキャラ雨野狭霧に当たったスポットが、アツかったのでちょっと暑苦しく書いてみました。

努力は何らかの形で報われるらしいぞ、みんな頑張れ!!

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